日医かかりつけ医機能研修制度について
日本医師会では、平成28年度より「日医かかりつけ医機能研修制度」を開始いたしました。本研修制度は、地域住民から信頼される「かかりつけ医」のあるべき姿を評価し、その能力を維持・向上するための研修を実施するもので、実施主体は都道府県医師会となっております。(地域包括診療加算・地域包括診療料の算定要件とは異なりますのでご注意下さい)
研修制度の概要
3年間で所定の研修会等を修了した医師に対して日医かかりつけ医機能研修制度 研修修了者として認定証を発行いたします(有効期限3年)。研修制度は、基本研修・応用研修・実地研修の3つから成り立ちます。
- 基本研修
日本医師会の発行する「日医生涯教育認定証」の取得(有効期限内のもの)。
※認定証がお手元にない場合、三重県医師会事務局までお問合せ下さい。 - 応用研修
申請時の12月31日から前3年間において下記研修会より10単位を取得。ただし①~⑥はそれぞれ1単位(計6単位)以上の受講が必要。 また、同一名称の講義は2回までカウントが可能。
【応用研修会】
①「かかりつけ医の感染対策」「かかりつけ医の倫理」「かかりつけ医の質・医療安全」
②「生活期リハビリの実際」「小児・思春期への対応」「メタボリックシンドロームからフレイルまで」「フレイル予防・対策」
③「医療保険と介護保険、地域包括ケアシステムの構築」「在宅医療、多職種連携」「地域医療連携と医療・介護連携」「地域リハビリテーション」
④「社会的処方」「リーダーシップ、マネジメント、コミュニケーションスキル」「地域包括ケアシステムにおけるかかりつけ医の役割」「かかりつけ医と精神科専門医との連携」
⑤「終末期医療、褥瘡と排泄」「認知症、ポリファーマシーと適正処方」「リハビリと栄養管理・摂食嚥下障害」「オンライン診療のあり方」
⑥「多疾患合併症例」「在宅リハビリ症例」「地域連携症例」「新型コロナウイルス感染症とかかりつけ医」
【関連する他の研修会】
⑦「地域包括診療加算・地域包括診療料に係るかかりつけ医研修会」の受講(1回2単位)
⑧「かかりつけ医認知症対応力向上研修」の修了(1回1単位)
⑨「かかりつけ医うつ病対応力向上研修」の修了(1回1単位)
⑩「日本医学会総会」への出席(2単位) - 実地研修
規定の活動を2つ以上実施(※郡市医師会長の承認が必要です)。
① 学校医・園医、警察業務への協力医
② 健康スポーツ医活動
③ 感染症定点観測への協力
④ 健康相談、保健指導、行政(保健所)と契約して行っている検診・予防接種の実施
⑤ 早朝・休日・夜間・救急診療の実施・協力
⑥ 産業医・地域産業保健センター活動の実施
⑦ 訪問診療の実施
⑧ 家族等のレスパイトケアの実施
⑨ 主治医意見書の記載
⑩ 介護認定審査会への参加
⑪ 退院カンファレンスへの参加
⑫ 地域ケア会議等への参加(※会議の名称は地域により異なる)
⑬ 医師会、専門医会、自治会、保健所関連の各種委員
⑭ 看護学校等での講義・講演
⑮ 市民を対象とした講座等での講演
⑯ 地域行事(健康展、祭りなど)への医師としての出務
申請方法
- 申請期間 毎年12月1日~1月31日(必着)
- 提出書類
・修了申請書(様式1)
日医生涯教育認定証(認定期間内のもの)のコピー
・応用研修 受講報告書(様式2)
日医かかりつけ医機能研修制度 応用研修 受講証明書(コピー可)
関連する他の研修会の修了証等(コピー可)
・実地研修 実施報告書(様式3)※郡市医師会長の捺印が必要です - 申請書 様式1~3(PDF)
- 申請書 様式1~3(Word)※zip圧縮
- 申請料
三重県医師会会員:10,000円
三重県医師会会員外:20,000円 - 提出先
〒514-8538
津市桜橋2丁目191番4「三重県医師会」