三重県の救急医療について
救急車の適正利用について
近年、全国で救急車の出場件数が増加しています。しかし、救急車を要請した人の約半数が入院の必要のない軽傷者だったと言われています(消防庁調べ)。軽い病気や怪我などで救急車を利用すると、交通事故や急病(重症)など本当に緊急性がある患者さんの搬送に支障をきたします。自分で病院に行ける場合は、タクシーなど公共交通機関を利用して下さい。救急車はタクシーではありません。
※救急車の正しい利用法は消防庁の「救急車利用マニュアル」をご覧ください。
日本の救急医療体制について
日本では救急医療機関を重症度に応じて次の通り3段階に分けて対応しています。
- 初期(一次)救急医療機関
主に入院治療の必要がなく、帰宅可能な患者さんへの対応機関。
※在宅当番医(かかりつけ医の輪番制)、休日・夜間応急診療所など - 二次救急医療機関
主に入院治療を必要とする重症患者さんへの対応機関。
※中規模救急病院、病院輪番制など - 三次救急医療機関
主に二次救急医療機関では対応できない高度な処置が必要な重篤患者さんへの対応機関。
※救命救急センター、総合周産期母子医療センターなど
電話による救急医療機関の紹介について
電話による救急医療機関の紹介は三重県救急医療情報センターが次の通り行っています。ただし紹介された医療機関へ行く前に必ず医療機関に確認の電話をして下さい。
◆三重県救急医療情報センター(コールセンター)による電話対応
電話番号 059-229-1199
インターネットによる医療機関検索(医療ネットみえ)について
三重県では、「医療ネットみえ」というホームページを作成し、日ごろ受診する際に条件にあった医療機関を検索できる「お医者さん・歯医者さんネット」および、今診てもらえる救急医療機関を検索できる「救急医療情報ネット」という2種類のサービスを提供しています。
詳しくは「医療ネットみえ(https://www.qq.pref.mie.lg.jp/)」をご確認下さい。
三重県の初期(一次)救急医療について
三重県の初期(一次)救急医療は、かかりつけ医と以下の休日・夜間応急診療所が担当しています。詳細は「医療ネットみえ:休日夜間応急診療所案内」をご確認下さい。
休日・夜間応急診療所 | 電話番号 |
---|---|
桑名市応急診療所 (桑名市ふれあいプラザ内) |
0594-21-9916 |
四日市市応急診療所 (四日市市消防本部東隣) |
059-353-1759 |
鈴鹿市応急診療所 (鈴鹿市総合保健センター内) |
059-382-5066 |
津市こども応急クリニック・ 休日デンタルクリニック (三重病院敷地内) |
059-236-5501 |
津市応急クリニック (お城西公園西隣) |
059-229-3303 |
津市久居休日応急診療所 (久居一志地区医師会館内) |
059-256-6207 |
松阪市休日夜間応急診療所 (松阪市健康センターはるる内) |
0598-23-1364 |
松阪市歯科休日応急診療所 (松阪市歯科センター内) |
0598-26-4791 |
伊勢市休日・夜間応急診療所 (伊勢市福祉健康センター内) |
0596-25-8795 |
伊勢市休日応急診療所〔歯科〕 (伊勢市福祉健康センター別棟内) |
0596-27-0829 |
鳥羽市休日・夜間応急診療所 (鳥羽市保健福祉センターひだまり1階) |
0599-25-1119 |
志摩市休日夜間応急診療所 (サンライフあご2階) |
0599-43-5899 |
伊賀市応急診療所 (岡波総合病院となり) |
0595-22-9990 |
名張市応急診療所 (名張市保健センター内) |
0595-63-3913 |
子どもの救急対応マニュアル(外部リンク)
子どもの様子がおかしい時に、それぞれの症状によって急いで受診した方がよいのかどうかが説明されています。日頃からこのマニュアルを活用し、いざという時に慌てないようにしましょう。◆子どもの救急対応マニュアル(三重県・三重県小児科医会作成)
みえ子ども医療ダイヤル(毎日 午後7時30分~翌朝 午前8時)
三重県では、「みえ子ども医療ダイヤル」を設置しています。子どもの病気・薬・事故に関することについて、医療関係の専門相談員が電話による相談に応じます(実施主体:三重県)。◆みえ子ども医療ダイヤル(毎日 午後7時30分~翌朝 午前8時)
一般電話からは #8000、 IP電話・光電話等からは 059-232-9955
救急外来への『コンビニ受診』の弊害について
最近、「日中は用事があるから」「明日は仕事があるから」などといった理由で、休日や夜間に緊急性のない軽症で救急外来を受診をする『コンビニ受診』が増えてきています。このような受診が増えると、本当に重症な患者さんへの対応が困難になります。また、医師が疲弊して翌日以降の診療に支障を来したり、疲れ果てて医療現場を去るなど医療崩壊の原因にもなります。救急外来は正しく利用して下さい。
参考ホームページ
救急蘇生法(日本医師会ホームページ)
心肺蘇生法の手順をご覧いただけます。 |