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主な感染症の登園のめやす&伝染病の解説

 さてこの度、標記『主な感染症の登園のめやす』並びに『伝染病の解説』を本会乳幼児保健委員会園医部会において検討し作成いたしましたので、平素の活動に広くご利用ください。(平成24年3月発行「改訂版 園医の手びき」参照)

主な感染症の登園のめやす

 病名をクリックすると、詳しい解説をご覧いただけます。
インフルエンザ 発症した後5日、かつ、解熱した後3日を経過するまで
百日咳 特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な
抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
麻疹 熱が下がったあと、3日を経過し元気な時
風疹(注1) 発疹が消えてから
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、
かつ、全身状態が良好であること
水痘(みずぼうそう) すべての発疹が、かさぶたになってから
帯状疱疹 すべての発疹が、かさぶたになってから
咽頭結膜熱 熱が下がり、咽頭痛、結膜炎がなくなって48時間を経過してから
腸管出血性大腸菌感染症 主治医の許可がでてから
流行性角結膜炎 主治医の許可がでてから
急性出血性結膜炎 主治医の許可がでてから
溶連菌感染症 熱が下がり、有効な抗生物質を1~2日間内服できてから
手足口病 発熱、食欲不振、頭痛、吐き気等がない時
ヘルパンギーナ 熱が下がり、食事も十分にできて元気な時
RSウイルス感染症 症状が安定し、全身状態が良い
伝染性紅班(りんご病)(注1、2) 合併症がなく、元気な時
マイコプラズマ感染症 全身状態が改善して、元気な時
流行性嘔吐下痢症 激しい下痢嘔吐がなくなってから
伝染性軟属腫(水いぼ) 合併症がなければ登園可
伝染性膿痂疹(とびひ)(注3) 発疹が乾燥し、ガーゼで覆えるようになってから
突発性発疹 熱が下がれば可
アタマジラミ 治療を開始後に登園可


 注1 担当保育士、園の訪問者などに妊婦及び妊娠適齢期の者がいれば、患児との接触を避けるよう配慮。
注2 発疹を認めるというだけの理由では、登園が禁止されることはありません。
注3 直接接触することにより感染します。登園が許可されても、プール、水遊びは治るまで控えてください。

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