センターニュース かわら版

TOPIC ペイシェントハラスメントに対する取り組み

  ペイシェントハラスメントの構図

 近年、【ペイシェントハラスメント(ペイハラ)】による病院自治の悪化を起因とする、医療従事者のメンタル不調・自主退職、これに伴う人員不足が問題となっています。
 また人員不足を招いた結果、時間外労働の増加、職場環境の不調(パワハラの要因にもなり得る)の原因ともなっており、早急な防止に向けた取り組みが必要となっています。

ペイシェントハラスメント防止には、以下のような取り組みがあります。

1. 病院からの意思表示

強制的な退院・転院の催促、警察に通報、防犯カメラの設置

2. 職員の対処法の徹底

むやみに謝罪しない、個人情報を教えない、1人で対応しない

3. 患者と病院側の見解に齟齬がでないように注意

書面を用いて説明、結果を押し付けない、患者の意見をいったんすべて聞く

三重県医師会は、三重県警察と『医療機関における犯罪被害の防止に関する連携協定』を締結しています。
医療従事者並びに患者・来院者への犯罪被害等、危険が差し迫った状況においては、躊躇することなく警察に通報してください。


医療労務管理アドバイザー / 社会保険労務士
山﨑 純

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